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東日本巨大地震の構造

東日本巨大地震と超巨大津波が起こりました。

震源域が広く、1ヶ月以上余震の続く可能性が高いのです。
津波の危険性も継続します。
東海・東南海・南海の巨大地震3連動と活火山の噴火にも注意が必要です。

        

      

      

       
3月11日に東日本を襲った超大地震は、
地球科学の専門家も予想していなかったといいます。
巨大地震で、甚大な津波被害をもたらしました。
なぜこのような超大地震が起きたのか?

今回の地震は、日本の観測史上、最大規模であるだけでなく、
世界的に見ても歴代4位という超弩級の地震だった。

地震の規模を示すマグニチュード(M)は、数字が1違うと
放出するエネルギーは約30倍異なるといわれます。放出エネルギーで見ると、
今回の地震は、1923年の関東大震災の45倍、
また95年の阪神・淡路大震災の1450倍にもなります。

今回の地震は、
プレートと呼ばれる厚い岩板が日本列島の下へ潜り込むことによって発生した。
太平洋を覆う太平洋プレートが、東北地方を乗せた北米プレートの下へ
潜り込んでいるのだが、海底がへこんだ海溝の下で、時々反発が起きる。
このときに巨大地震が起こるので「海溝型地震」と呼ばれる。
海溝型地震は大きな津波を伴う特徴がある。 

地震の大きさを考える際には、
地震がどのような範囲で起きたのかを調べる必要がある。
地震は地下の岩盤が広範囲にわたって割れることにより発生する。
断層で割れた岩盤の面積が大きければ大きいほど、発生する地震の波も大きくなる。
その結果、地上も大きく揺れるという副作用を生み出すのである。

地震の規模は地下にできた断層の面積から読み取る事ができる。
震源域」と呼ばれる領域で、大地震に伴って小さな地震が発生した部分を言う。



今回できた断層は、長さ500km幅200kmという広大なものであり、
この中で三つの規模の大きな地震が立て続けに発生した。
また、この断層で岩盤が滑った量は最大20mにも達する。
すなわち、岩手県から茨城県までの太平洋沖で、6分にわたって
岩盤の破壊が3ヶ所で連続的に発生し、巨大地震となったのである。

今回の地震のもう一つの特徴は、
異常とも見えるほど余震活動が激しいことである。
図に示した震源域の周辺では、大規模な余震が続いている。
通常、余震は最初の一撃である本震よりも小さく、
かつ数がしだいに減ってゆくものであります。

しかし、今回の本震はM9.0という巨大なものであったため、
余震でもM7.0以上の大地震が発生することが懸念されている。
また、持続期間で見ても、普通はおおむね1週間ぐらいで余震が少なくなるものだが、
今回は1ヶ月以上も余震が続く可能性が高いのです。
この結果、最大で震度6強程度の揺れと、
引き続き津波の発生する危険性が継続するのであります。


今回の地震の後、
震源域とは全く関係の無い地域で、比較的規模の大きな地震が発生しています。

たとえば、3月12日午前4時近くに長野県北部でM6.7の地震が起きたのです。
この地震は、震源の深さ8kmという浅い地震で、東北から関西にかけての
広い範囲で大きな揺れを観測し、これは典型的な直下型地震であります。
震源が比較的浅く、また、発生直後から大きな揺れが襲ってくるため
逃げる暇が無いのです。

直下型地震は、陸上の活断層の地下で起きます。
陸のプレートに加わる巨大な力が地下の弱い部分の岩盤をずらして断層を作り、
このずれが地表まで達すると活断層となります。
巨大地震が発生した後に、内陸部の活断層が活性化し直下型地震を起した例は、
過去にも多く報告されています。

こうした内陸性の直下型地震は、
今後も時間を置いて突発的に起きる可能性があります。

すなわち、太平洋上の震源域で起きる余震だけではなく、
広範囲でM6~7クラスの地震が発生するおそれがあるのです。

たとえば、北米プレートの上にある東北地方、関東地方
中部地方の東部では、今後1ヶ月程度は震度6弱程度に至る地震が予想され、
震源が浅い場合には震度6強の揺れも起こりうるのです。 



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