当物件は浦添市城間4-39-3に位置します。
国道58号線のパチンコジャンボ前の信号灯前から約300m入ります。
通称、”学園通り”と言われ、当店から約100mの距離に港川小学校と港川中学校があります。
目の前には住友生命のビルがあります。それから当店は現在閉店しています。
造作設備譲渡価格を抑え、場所をあえて特定したのは早期の売却を考えているからです。
当店舗は本場タイで修業をしてきたオーナー様が、タイ料理の美味しさを沖縄の方々にも
是非知ってもらいたく、5年前に空店舗から公庫資金を活用して開店しています。
掛かった資金の総額は800万円になったそうです。ところが、昨年末頃から客足が段々遠のいてしまい、それの対策が取れないままこの度お店を閉める決心をしたのです。
飲食店を成功させるには、まず立地をどこにするかです。
1に立地、2に立地、3に立地と言われる位、立地は最も重要な条件になります。
それに、沖縄は車社会ですから、一般的には駐車場があるかどうかも
立地条件に加わる重要な要素になります。
当物件ヶ所も近くに会社関係が結構あり、マンション・アパート等も林立していてしかも
浦添市のメイン通りですから立地条件は決して悪くありません。むしろ良い条件の類です。
そして、2番目には開業資金の問題も同時に併行して考えなければなりません。。
それが居抜き店舗の場合その1/3位の予算で納まるのです。
当店舗も開業に800万円程掛かっていますが、新規に空店舗から開業する時は、
15坪位で7~800万円位が平均的開業資金です
開業する際に、どれだけ自己資金を投入できたかも開業後の重要事項になります。
開業資金が大きい程、借入額が多くなればなる程、開店後の毎月のローン返済が厳しくなり、
これが直接的にも間接的にも経営基盤を揺るがす要因にもなるのです。
3番目に家賃が幾らかです。当店舗面積は18坪あり、家賃は9万円となっています。
坪当たり5,000円ですから、当一帯では相場でしょう。
又、当店舗においても近く(約80m)に駐車場3台分は契約しています。
一帯の店舗は幹線沿の店舗でも、一歩、二歩入った通りでも家賃は余り差はありません。
でしたら、認知度が早くなる幹線沿いお店に越したことはないでしょうか。
最後に、立地以上に重要な事が集客です。単刀直入に言うならば、集客力です。
言葉変えて言えば営業力・企画力・発信力です。
これがしっかり出来ていれば繁盛店への王道が歩めるのですが、言うは易し行いは難しです。
お店を閉める方の約8~9割の原因がこ集客力となっていると言っても過言ではありません。
オーナー様からお話を伺うに、原因がすぐに分かりました。オーナー様は根っからの料理人です。料理の中身で勝負するタイプです。営業がちょっと苦手のタイプの感じがします。
飲食店は美味しいのは当たり前です。
お店が上手くいくかいかないかは“誰がやるか”あとは如何に“他のお店と差別化が出来るか”(サービスを提供出来るか・癒しの空間を提供出来るか)が問われてくるのです。
弊社が客観的に見るに、当店舗の立地はそれ程悪いわけではありません。学園通りと称され誰もが知っている幹線道路沿いにあります。
店の外装デザインも色使いも隣接店舗より一際目立って格好良く仕上げており、入って見たくなる色使いと店構えをしています。
店頭にこそ駐車場はありませんが、店から1分位(80m)の所に3台分は確保してありますが、
食事メインとする飲食店としてはちょっと厳しいでしょう。
当店舗は「タイ料理専門店」です。5年間も営業して来たのですから、一概に営業不足でかたずけるにしても何ですが、だんだん客足が途絶えてきてしまったそうです。閉めるか頑張るかは本人なりに葛藤しての結論ですから今更何も言えますまい。
又、店舗は内装デザインもセンスを感じます。相当考えられた形跡が伺えます。飲食店に必須不可欠の癒しの空間があります。
弊社が考えるには、周辺環境からしてズバリ「居酒屋」が適していると思います。
当店舗辺りには商店街になりますが、何と言ってもひと際恵まれた集客環境が整っています。
それは学校です。当店舗の前の道路は「学園通り」と称される位、至近距離に港川小学校と港川中学校があることです。
実は学校は集客に非常においしい処です。教職員関係の方々は年から年中行事が続きます。
そして、それの準備の時や打ち上げの時に居酒屋をよく利用します。
父兄の方々もよく活用しています。学校から僅か100m位距離、これだけ近くにあるのですから居酒屋でしたら幾らでも集客する余地はあります。
又、お店を買いたいが資金が足りない方には、県の創業者支援資金制度という制度があり、
それを上手く活用する事によって起業家への道が開けます。お気軽にご相談ください。
担当 金城