当物件は那覇市久米2丁目20番21号にあります。
久茂地交差点から行くと那覇商業高校前(通称:松山通り)の信号を左折します。
この通りの入り口には龍のモニュメントがあり、「くにんだなかみち」と称します。
通りの入り口から約100メートル位の処が十字路になっていてその右角のビルです。
店舗の立地条件は特別目立った処にある訳ではありませんが決して悪くはありません。
10階建てビルが林立している国道58号線迄まででも僅か200メートル足らずです。
そこには野村證券・日本生命・三井生命ビル等、内地の大手の会社の支店が入居しています。
沖縄では名の知れた琉球放送・大同火災・琉球銀行本店・琉球リースビル等も
店舗から僅か200~300メートル位の至近距離でビジネス街でもあります。
それに那覇商業高校も150メートルの至近距離にあり、これも見逃せません。
それ故、飲食店にとって人気の立地で、ライバル店の激戦区でもあります。
そう言う意味合いから見ると、居酒屋の立地条件としては恵まれている処だと思います。
当店は串焼きがメインの居酒屋だったとの事です。
店舗面積は18坪との事ですが、奥に細長いせいかそんなにあるようには感じません。
カウンター席が7席程で奥に12名程の堀ごたつ席テーブルがあります。
カウンター席は密に会話も出来ますが、奥の団体席は厨房からは全くの死角になっています。
それでは折角のお客さんも次に来ようとは思わなくなってしまうのではと推測されます。
弊社はこのお店を購入なされる方はデザインのし直しを提案致します。
現状の細長い店舗の特性を活かし奥の団体席を無くし全席をカウンター席にするのです。
そうする事で常連客は元より全席のお客さんに十分に目が届き会話も「おもてなし」も出来ます。
それに要する費用は100~120万円位は掛かりますが、費用対効果は十分望めます。
リフォームに要する費用が要るため譲渡価格を下げているのです。
当物件はリフォームする事によって様代わりするでしょう。
通常、何処の居酒屋においても金・土の週末は団体客を始め個人客等でも忙しいのですが、
月・火・水・木のウィークデーとなると、何処のお店も結構暇なものです。
従って、飲食店系居酒屋はこのお客さんの入りが極端に少なくなるウィークデーを如何にお客さんを集客出来るかがお店を安定して経営していけるかどうかの命題になって来ます。
一見さんは、入った事が無いお店は敷居が高く入るかどうするか迷っています。
そして、迷って入ったお店の雰囲気や「おもてなし」が気にいると、この次も来たくなります。
2回目からはもう馴染みみたいなものでリピーター・常連客になって行きます。
常連客はウィークエンドやウィークデーを区別しません。常連客が集まる処が好きなのです。
常連客が多くなって行けば行くほど経営は安定して行きます。
通常、常連客はカウンター席が好きです。それも決まった席が好きです。
常連客は店長や女将さんから「お疲れさん!」の一言を掛けられるのが好きなのです。
常連客の隣席同士のお客さんは必然的に顔馴染めになり仲良しになって行きますから
お互い乾杯を繰り返して喜んでいます。
お互いがホストとホステス見たいなものです。
大将や女将さんは時々サービスの一品を出したり一寸お声を掛けるだけで十分満足します。
それをするのは勿論、店を経営する貴方です。
それよりもお店の「ウリ」は何をするかです。
男・女は関係ありません。他店舗と如何に差別化出来るかです。
他店舗と差別化出来なければ常連客は安定しません。
しかし、「言うのは易し行いは難し」です。弊社は繁盛店になるコンサルタントも致します。
当店舗はリフォーム代が掛かる事を前提に売買価格を低く設定しています。
前のお店がどうだったかは新しくお店をなされる方には全く関係ありません。
要は、新しくお店を出される方の資質とコンセプトがしっかりしているかが問題なのです。
やる気のある方の出現をお待ちしています。 担当:金城