当店舗は幹線道路の角地にあります。そのため、お店の認知度は非常に早いでしょう。
店内は本格的な木のカウンターと、掘りごたつがある落ち着いた造りになっています。
オーナー様は体調を壊してしまい、お店を開けたり閉めたりの状態が続いており、それで今回、お店の売却を決心されたようです。せっかくオープンしたお店を手放されるのは、大変な思いがあるでしょうが、潔くお店を譲渡する決心をされたのは良い判断だと思います。やはり、お店を開けたり閉めたりの状態では、しだいにお客様も離れていってしまいます。まずは体調を整えてから、また始められるのも一案かと思います。
さて居酒屋を開業する場合、まず一番に挙げられるのは立地ですが、その中でも重要な条件が駐車場の有無です。この店舗には駐車場はありませんが、幸いにも約120m先に市民駐車場があります。料金は午前3時まで1日200円で利用できるそうで、これは本当に助かります。
次に重要な事は「家賃」でしょう。当店舗は14.8坪で4.5万円です。家賃は売り上げが上がろうか、下がろうか、必ず出て行く必要経費・ランニングコストです。少なくともその辺りの相場位であるか、勿論、安い事に越したことはありません。
国道沿い、1階店舗で4.5万円の家賃は非常に安い方の類いです。
三番目は投資額になります。当店舗の売却価格は260万円となっていますが、売却価格が高いか適正かの価値判断は、買った店舗が改修しなくてもそのまま使えるか、それとも新たにお金を掛けて改修しなければならないか等も相対的に関係してきます。その辺りは少し考えどころになるでしょう。
最後に、飲食店は立地が良ければ半分は成功したのも同然と言われますが、それはあくまでも、それだけ重要ですよと言っているだけで後の半分は誰がやるかです。小さな居酒屋の場合は、美味しい料理を出すのは当たり前で、後はお客様に癒しの空間を提供できるか、気配りができるかによって繁盛店にもなれば、その逆もあるのです。当店舗は家賃が安く、駐車場も良い条件が備わっています。近頃は従業員を確保するのも大変厳しいと聞きます。当店は約15坪で、厨房から店内が見渡せる造りになっているので、少ない人数でも対応が可能です。後は、次に引き継ぐ方がどのようにこの店舗を活かしきれるかでしょう。
居酒屋を開業するには結構資金が掛かります。開業時の際、開業資金を潤沢に用意している方は稀です。殆どの方が公庫や銀行等から借り入れをして開業しています。融資を考えられる方は弊社にご相談下さい。